自民党 幹事長に甘利税調会長 岸田新総裁が起用の意向固める

自民党役員人事で、岸田新総裁は幹事長に、麻生派で党の税制調査会長を務める甘利明氏を起用する意向を固めました。

甘利氏は、衆議院神奈川13区選出の当選12回で、72歳。

自民党麻生派に所属しています。

昭和58年の衆議院選挙に、当時の新自由クラブから立候補して初当選し、その後、自民党に移りました。

これまでに、経済産業大臣や行政改革担当大臣、党の政務調査会長などを歴任し、第2次安倍政権では、経済再生担当大臣として、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉の取りまとめなどに尽力しました。

おととし9月からは党の税制調査会長として、脱炭素社会の実現やデジタル化の推進に向けた税制上の優遇措置の導入を主導しました。

今回の総裁選挙では、同じ派閥の河野規制改革担当大臣が立候補する中、岸田氏を支持する方針をいち早く打ち出しました。

そして、陣営の幹部を務め、党内の各派閥への働きかけを行うなど、岸田氏の勝利に貢献しました。

岸田氏としては、党内第2派閥の麻生派幹部の甘利氏を幹事長に起用することで、政権基盤を安定させるほか、みずからが目指す党改革の実現につなげるねらいがあるものとみられます。