東京都 感染警戒レベル 10か月ぶりに一段引き下げへ

新型コロナウイルスの新規陽性者数の減少が続いている東京都内の感染状況について、専門家が分析・評価する都のモニタリング会議は、30日午後の会合で、最も高い警戒レベルから一段、引き下げ、およそ10か月ぶりに2番目のレベルにする方針です。

都内の新規陽性者数は減少が続いていて、29日までの7日間平均は300人余りと、今の第5波で最も多かった時のおよそ15分の1となっています。

都内の感染状況について、専門家が分析・評価する都のモニタリング会議は、第3波の前の去年11月中旬に4段階のうち最も高い警戒レベルに引き上げ、その後、先週まで維持していました。
これについて、関係者によりますと、モニタリング会議は30日午後に開く会合で、最も高い警戒レベルから一段、引き下げ、2番目のレベルにする方針です。

2番目になるのはおよそ10か月ぶりで、このところの急速な減少を考慮したものとみられます。

ただ、医療提供体制は、入院患者や重症患者が依然として多いことなどから最も高いレベルを維持して、引き続き感染の再拡大への警戒を呼びかけていくということです。