信楽焼“巨大たぬき”ハロウィーンの装い 観光客迎える準備

緊急事態宣言が30日の期限をもって解除されるのを前に、信楽焼の産地、滋賀県甲賀市で29日、巨大なたぬきの置物が秋の装いに変わり、観光客を迎える準備を整えました。

町のシンボルとして親しまれている、信楽焼の産地、滋賀県甲賀市の信楽高原鉄道の信楽駅前にある、高さ5.3メートルの巨大なたぬきの置物は、観光客を楽しませようと、季節にあわせた衣がえをすることで知られています。

緊急事態宣言が30日の期限をもって解除されるのを前に、29日、観光協会の職員たちが紫色のマントを羽織らせたたぬきに三角形の帽子をかぶせ、およそ1時間かけてハロウィーンの魔女に変身させました。
信楽では、緊急事態宣言が出されて人通りが大幅に減り、店舗の休業も目立っていたということですが、たぬきの装いを新たにして、宣言解除後の観光客の受け入れを進めたいとしています。

信楽町観光協会の奥田隆次理事は「いよいよ宣言が解除となり、観光にもよい季節なので、焼き物の町に散策に来てもらいたい」と話していました。

魔女になったたぬきは、10月末まで楽しめるということです。