岸田新総裁 甘利氏を党の主要ポストで起用へ 陣営幹部務める

自民党総裁選挙は、決選投票の末、岸田前政務調査会長が新たな総裁に決まりました。岸田新総裁は、党の役員と閣僚の人事の検討を進めていて、陣営の幹部を務めた麻生派の甘利税制調査会長を党の主要ポストで起用する方針を固めました。

自民党総裁選挙は29日に投開票が行われ、1回目の投票では決着がつかず、岸田前政務調査会長と河野規制改革担当大臣の上位2人による決選投票の末、岸田氏が新しい総裁に選出されました。

岸田氏は、来月4日に召集される臨時国会の冒頭に行われる総理大臣指名選挙を経て、第100代の総理大臣に就任し、新内閣が発足する運びです。

これを前に、岸田氏は党の役員と閣僚の人事の検討に入り、29日夜、都内のホテルで、派閥の所属議員らと対応を協議しました。

岸田氏は1日に新たな党役員の顔ぶれを決めたうえで、週末にかけて閣僚の人選を進めることにしていて、これまでに今回の総裁選挙で陣営の幹部を務めた麻生派の甘利税制調査会長を党の主要ポストで起用する方針を固めました。
甘利氏は今回、いち早く岸田氏の支持を表明し、党内の各派閥の幹部らに働きかけを続けました。

岸田氏としては、当選12回のベテランの甘利氏を起用することで、党内基盤を安定させるねらいがあるものとみられます。

また、細田派に所属する萩生田文部科学大臣を重要閣僚か党役員に起用する方向で調整しています。

岸田氏は、今回の人事で、河野氏ら総裁選挙で争った候補者のほか、中堅・若手を起用する考えを示していて、みずからが目指す挙党態勢を構築できるかどうかが焦点となります。