名古屋市 30代男性にワクチンを4回接種 健康状態に問題なし

名古屋市は市内の30代の男性に、新型コロナウイルスワクチンを合わせて4回接種していたと発表しました。男性は「基礎疾患がある人向けの接種を終えたあと、再び接種券が届いたので接種を受けてしまった」と話していて、これまでのところ健康状態に問題はないということです。

名古屋市によりますと市内に住む30代の男性は、ことし7月から先月にかけて集団接種会場で重い基礎疾患がある人向けのワクチンの優先接種を2回受けたあと、今月5日と26日にも市内の別の集団接種会場で2回、接種を受けました。

市が今月26日にこの男性の接種記録を登録した際に、ファイザー製のワクチンを合わせて4回接種していたことがわかったということで、男性は「基礎疾患がある人向けの接種を終えたあと、再び接種券が届いたので受けてしまった」と話しているということです。

男性は腕の痛みがあるものの、これまでのところ健康状態に問題はないということです。

名古屋市は重い基礎疾患がある人に優先接種のための接種券を発送した際に、後日、年代別に送る接種券が届いても処分するよう文書で呼びかけていましたが、男性は気付かなかったということです。

名古屋市は今回の問題を受けて、接種を行う前の確認を徹底することにしています。