自民党総裁選 投票始まる 決選投票になるのは確実な情勢

自民党総裁選挙は、国会議員による投票が始まりました。
1回目の投票では、4人の候補者いずれも過半数に届かず決選投票になるのは確実な情勢で、決選投票を経て、午後3時半すぎに、新しい総裁が選出される見通しです。

菅総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙は、河野規制改革担当大臣、岸田前政務調査会長、高市前総務大臣、野田幹事長代行の4人が、国会議員1人1票の「国会議員票」382票と、「党員票」382票の合わせて764票をめぐって選挙戦を展開してきました。

東京都内のホテルでは、国会議員による投票が始まりました。

一方、28日までに党員・党友が郵便などで投票した「党員票」は、29日午前から、各都道府県連で開票作業が行われました。

「国会議員票」と「党員票」の開票結果は、午後2時すぎに発表される見通しですが、いずれの候補者も過半数に届かず、決選投票になるのは確実な情勢です。

決選投票は、国会議員が1人1票の382票と各都道府県連に1票ずつ割りふられた47票の合わせて429票で争われ、午後3時半すぎに結果が発表され、新しい総裁が選出される見通しです。

河野氏「国民の支援を背に しっかり勝ち抜いていきたい」

河野規制改革担当大臣は、午前9時前に、東京都内の議員宿舎で記者団の取材に応じ「やるべきことをしっかりやったので、あとは審判を待つだけだ。大勢の仲間や党員、地方議員の皆さんに支えていただき、多くの国民からエールを頂戴した。国民の支援を背に、しっかり勝ち抜いていきたい」と述べました。

このあと河野氏は、まだ態度を決めていない議員を中心に、みずから電話をかけるなどして、支持拡大を図りました。

岸田氏「あとは天命を待つのみ 勝利を確信している」

自民党の岸田前政務調査会長は、午前11時すぎに、国会近くの議員宿舎で記者団の取材に応じ「今も直前まで電話をかけるなど努力を続けてきた。やることはやり尽くしたという思いで、あとは天命を待つのみだ。勝利を確信している」と述べました。

また、身につけた青のネクタイについて「先月26日に立候補表明した時に、このネクタイをしていた。今回の総裁選挙の原点であり、あの時の思いや覚悟を思い返すため同じネクタイで開票に臨みたい」と述べました。

高市氏「とてもすがすがしい気持ち 必ず勝ちにいく」

自民党の高市前総務大臣は、午前10時すぎに、国会内で記者団の取材に応じ「とてもすがすがしい気持ちだ。私が訴えた政策は今すぐ着手しなければならないものばかりで、政策に自信を持っている。多くの皆さんに感謝し、必ず勝ちにいく」と述べました。

また高市氏は、記者団から、決選投票になった場合の対応について問われたのに対し「陣営でいろいろ考えてもらっている。私には『ぎりぎりまでたくさん電話をするように』ということだったので、一切、私は関わっていない」と述べました

野田氏「100%以上の活動でき 本当に誇りに思っている」

自民党の野田幹事長代行は、午前10時半ごろ、国会内で記者団に対し「与えられた環境ですばらしい推薦人や秘書の皆さんと、日々100%以上の活動ができ、本当に誇りに思っている」と述べました。

そのうえで「さまざまな論戦を通じて、学びも多かった。仲間と政策を考え、これから生きていく子どもたちや、今苦しんでいる人たちに手が届き、生きる喜びを見いだしていただきたいという一心で頑張ることができた」と述べました。

午前11時50分現在 「党員票」は

NHKの取材によりますと、午前11時50分現在「党員票」は、開票作業が終了している11の都道県を合わせて、河野規制改革担当大臣が最も多い、10万1890票で得票率はおよそ46%。

岸田前政務調査会長が6万247票で得票率はおよそ27%。

高市前総務大臣が4万5494票で得票率はおよそ20%。

野田幹事長代行が1万6140票で、得票率はおよそ7%となっています。