イギリス 大英博物館 葛飾北斎の作品100点余を30日から初展示

イギリスの大英博物館は、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎が図鑑の挿絵として描いた作品100点余りを館内で初めて展示することになり、これを前に報道機関向けの内覧会が開かれました。

大英博物館は去年、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の未公開作品103点を所蔵したことを発表し、オンラインで公開してきましたが、館内で初めてとなる展示が始まるのを前に28日、報道機関向けの内覧会を開きました。

展示されている作品は、いずれもはがきほどの大きさの版画用の下絵で、作品の題材は動植物や自然、風景など多岐にわたり、繊細なタッチで細かな部分まで表現されています。
これらの作品は、図鑑の挿絵として、1820年代から40年代にかけて描かれましたが、何らかの理由で図鑑が出版されなかったため、下絵が残されたとみられています。

大英博物館の学芸員で展示を担当したアルフレッド・ハフトさんは「北斎はユーモアそして冒険心をあわせ持っていて、単に図鑑の挿絵としてではなく、想像力を働かせながら描いている。色鮮やかなほかの版画作品とは異なるが、訪れた人たちは、その的確な描写力に驚くだろう」と話していました。

展示は、今月30日から来年1月30日まで行われます。