バイデン大統領 ワクチン3回目接種を公開 国民にも有効性訴え

アメリカで製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が始まったことを受けて、バイデン大統領はみずから接種する様子を報道陣に公開し、ワクチンの有効性を訴えて改めて国民に接種を強く促しました。

アメリカでは、今月24日から製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンについて、2回目の接種から少なくとも6か月がたった65歳以上の人や、18歳以上で重症化リスクが高い人、それに感染リスクが高い職場で働く医療従事者などを対象に3回目の接種が公式に始まりました。

これを受けてバイデン大統領は27日、みずから3回目の接種の様子を報道陣に公開しました。

バイデン大統領は「ワクチン接種を終えていれば新型コロナウイルスに感染したとしても重症化を防ぐことができるうえ、追加の接種でその状態を維持できる」と述べて、その有効性を訴えました。

一方で、アメリカでは18歳以上の23%がまだ1回もワクチンを接種していないと指摘し「これらの人たちが国に深刻な損害をもたらしている。追加の接種は重要だが、何よりも重要なのはより多くの人が接種することだ。パンデミックは接種していない人たちによって起きている」と述べて、改めて国民に接種を強く促しました。