イラン 一部の核関連施設の査察認めず IAEA「合意に反する」

IAEA=国際原子力機関は、イラン国内の一部の核関連施設への査察官の訪問が認められなかったと明らかにし、グロッシ事務局長は「合意に反したものだ」として、イラン側の対応に懸念を示しました。

イランとIAEAは今月12日、イラン国内の核施設の監視カメラのデータを継続して記録するために協力することで合意していました。

これに関連して、IAEAが26日に加盟国に提出した報告書によりますと、今月20日から22日にかけて、核開発活動を監視するカメラの保存媒体の交換などのため、査察官による複数の施設へのアクセスが認められたものの、テヘラン郊外のカラジにあるウラン濃縮用の遠心分離機の部品製造施設については、訪問が認められなかったということです。

報告書の中でグロッシ事務局長は「合意に反したものだ」として、イラン側の対応に懸念を示しています。

これに対しイランのIAEA大使はツイッターに「報告書は正確ではない。この施設の機器は合意の対象ではない」と投稿しました。

イランはアメリカの制裁への対抗措置として核開発の強化に加え、IAEAによる査察を制限していて、イランの核開発の全容を把握するのが困難な状態が続いています。