中国政府「ウイグル族の人口増加続く」白書公表 批判に反論

中国の新疆ウイグル自治区で、民族などの集団を破壊する意図をもって危害を加える「ジェノサイド」が続いているとして、欧米などが批判を強めるなか、中国政府は、自治区の人口動態に関する白書を公表し、ウイグル族の人口増加は続いているとする調査結果を示して反論しました。

中国政府は、去年実施した、10年に1度の国勢調査の結果に基づき、新疆ウイグル自治区の人口動態に関する白書を、26日公表しました。

それによりますと、去年の新疆ウイグル自治区の総人口は、2585万人で、このうち、45%にあたる1162万人が、ウイグル族だとしています。

前回10年前の調査と比べると、ウイグル族の人口は162万人増えていて、白書では、「中華人民共和国の建国以降、ウイグル族の人口は高い増加率を維持している」としています。

そして、新疆ウイグル自治区の現状について、「多民族国家が、少数民族の健全な人口増加を進める成功例だ」と強調しています。

そのうえで「国外の反中勢力は、中国の発展と進歩を妨げるため『ジェノサイド』という世界を欺くうそをねつ造しているが、こうした悪意あるたくらみは成功しないだろう」と主張しています。

中国政府としては、白書を公表することで欧米などからの批判に反論し、来年2月の北京オリンピックを控え国際世論の高まりを抑えたいねらいがあるものとみられます。