やり投げの村上選手 現役引退 世界選手権で日本選手初のメダル

陸上男子やり投げで日本選手として初めて世界選手権でメダルを獲得し、オリンピックにも3回出場した41歳の村上幸史選手が現役引退を表明しました。

愛媛県出身の村上選手は2000年から日本選手権で12連覇を果たすなど、やり投げの第一人者として長く活躍しました。

さらに2009年の世界選手権では、日本選手としてオリンピックと世界選手権を通じて初のメダルとなる銅メダルを獲得しました。

オリンピックには2004年のアテネ大会から3大会連続で出場し、2012年のロンドン大会では日本選手団の主将を務めました。

自己ベストは日本歴代3位の85メートル96センチです。

村上選手は26日、大阪市で行われた全日本実業団選手権に出場して15位に終わり、現役引退を表明しました。

競技後の記者会見で村上選手は「競技人生の最後にしっかりと投げたいと思って大会に出させてもらった。一緒にやってきた仲間と競技できて幸せだった」と話しました。そのうえで「僕より強い選手が現れない中で競技をやってきたが、80メートルを超える選手が当たり前になったのはすごいことだ。やり投げは世界で通用する種目だと思うし、切磋琢磨して、世界を見据えてやってほしい」と後輩たちにエールを送りました。