妊娠中の女性や家族にワクチン優先接種 広島 呉

妊娠中の女性やその家族を対象にした新型コロナウイルスワクチンの優先接種が25日、広島県呉市で行われました。

妊娠中の女性が新型コロナウイルスに感染すると、特に妊娠後期は重症化しやすく早産のリスクが高まるとして、厚生労働省は優先してワクチン接種を行うよう全国の自治体に通知を出しています。

これを受けて呉市は25日、妊娠中の女性やその家族に対象を限定したワクチンの優先接種を行いました。

25日の予約は70人で、市内の会場を訪れた妊娠中の女性や家族たちは医師の問診を受けたあと順番に接種を受けていました。

問診する医師の1人は産婦人科医で、妊婦がワクチンを接種する前に不安な点を相談できるようにしていました。

また、会場には保育士がいる託児室が設置され、接種の間、子どもを預ける人の姿も見られました。

接種を受けた29歳の女性は「接種することに不安はあったが、会場に産婦人科医がいて何かあれば相談できるので、安心して受けることができました」と話していました。