緊急事態宣言下 9月最後の週末 横浜中華街は

9月最後の週末、横浜市の中華街には緊急事態宣言が出ている中でも、多くの人が食事や買い物に訪れていました。

横浜中華街は緊急事態宣言による営業時間の短縮や酒類の提供停止などで大きな影響を受けています。

そうした中「横浜中華街発展会協同組合」によりますと、今月に入って感染者が減少するにつれて客足が少しずつ戻り始め、先週末には感染拡大前のおととしの同じ時期の半分近くまで回復したということです。

25日は食事や買い物に訪れた人がこまめにアルコール消毒をするなど、感染に注意しながら食べ歩きを楽しんでいました。

千葉県から家族で訪れた男性は「けっこう人が多いのでちょっと不安ですが、なるべく混んでいるところには行かないようにします」と話していました。

組合の石河陽一郎専務理事は「感染者の減少とワクチンの接種が進んだ影響だと思いますが、9月に入って少しずつお客様が増えてきて本当にうれしいですが、感染が再び拡大しないか心配もあり複雑な心境です。たくさんのお客様に安心して来てもらえるような日が、1日も早くきてほしいです」と話していました。