ワクチン接種済証の再発行の求め相次ぐ 広島市

新型コロナウイルスのワクチンを接種すると飲食店などで割り引きが受けられるサービスが広がる中、広島市役所にはワクチンの「接種済証」の再発行を求める人が相次いで訪れています。

ワクチンの「接種済証」は、接種の日付や使用されたワクチンの種類が記載され、接種が完了したことを示すものです。

広島市役所には接種済証の再発行についての問い合わせが相次いでいて、24日も窓口に再発行を求める人が訪れ、手続きをとっていました。

再発行の依頼は5月中旬から9月22日までに、接種済証が534件、接種券が1万32件寄せられたということです。

背景には、接種済証などを提示することで割引きサービスなどを受けられる飲食店や商業施設が増えていることや、政府が行動制限の緩和について検討していることもあるとみられ、広島市は接種済証や接種券をなくさず保管するよう呼びかけています。

広島市健康推進課の服部直樹主査は「接種券はワクチン接種を受けるために必要ですし、接種済証は接種の証明になるので、どちらも大切に保管してもらいたい」と話していました。