千葉 松戸 女児殺害 被告に7000万円余の賠償命じる 東京地裁

4年前、千葉県松戸市に住むベトナム国籍の女子児童を殺害した罪などに問われている、保護者会の元会長に対し、遺族が賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は慰謝料など7000万円余りの支払いを命じました。

4年前、千葉県松戸市の小学3年生でベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(当時9)が、登校中に連れ去られ殺害された事件では、小学校の保護者会の会長だった澁谷恭正被告(50)が殺人などの罪に問われました。

裁判で被告側は無罪を主張したのに対し、1審に続いて2審も無期懲役を言い渡し、被告側が最高裁判所に上告しています。

この事件をめぐってリンさんの両親は、被告に対し慰謝料などの賠償を求める訴えを起こしていました。

24日の判決で東京地方裁判所の桃崎剛裁判長は、被告による犯行と認め「日本とベトナムの懸け橋になりたいと夢を抱いていた被害者が、わずか9歳という若さで生命を絶たれた無念さは察するに余りある。娘の成長を楽しみにし、温かく見守ってきた両親の精神的苦痛は、はかりしれない」と指摘し、請求どおり7000万円余りの支払いを命じました。

判決のあと、リンさんの父親のレェ・アイン・ハオさんは「被告がお金を払ってもリンちゃんは戻ってこないが、自分のしたことをもう一度考えて、責任を果たしてほしい」と話していました。