強制送還めぐる高裁判決 上川法相「外国人の人権 尊重する」

スリランカ人の男性2人が、難民申請を退けられたあと、決定を不服とする裁判を起こす時間を与えられず、すぐに強制送還されたとして国を訴えた裁判で、東京高等裁判所が「裁判を受ける権利を侵害した」と指摘したことを受け、上川法務大臣は「外国人の人権を尊重し、適正な手続きを順守した運用の徹底に取り組んでいく」と述べました。

スリランカ人の男性2人が、難民申請を退けられたあと、決定を不服とする裁判を起こす時間を与えられず、すぐに強制送還されたとして国を訴えた裁判で、22日、東京高等裁判所は「憲法が保障する裁判を受ける権利を侵害した」と指摘し、合わせて60万円の賠償を命じました。

これについて、上川法務大臣は記者会見で、難民申請が認められなかった場合、裁判を起こす時間を確保するため、本人に通知してから2か月間は強制送還しないよう、ことし6月に運用を変更していると説明しました。

そのうえで「外国人の人権を尊重し、適正な手続きを順守した運用の徹底に取り組んでいく」と述べました。