関西空港 PCR検査センター開設 国際便の搭乗前に検査

新型コロナウイルスの感染がおさまったあとの旅客需要の回復を見据えて、関西空港に国際便の搭乗前に検査して最短3時間で結果を得られるPCR検査センターが設置されました。

最短3時間で結果

このPCR検査センターは、川崎重工業と近畿大学医学部が設置し、22日から運用を始めました。

検査を希望すると、海外への渡航前に空港内のクリニックで医師の問診を受けたうえで唾液を採取します。
検査の作業は、空港内の別の場所に設置されたコンテナの中でロボットアームや最新の機器によって自動で行われ、最短3時間で結果が出るということです。

1日に最大2500件の検査ができますが、当面は1日10件の予約を電話で受け付け、徐々に対応する数を増やす計画だということです。
川崎重工業の石田正俊執行役員は「ワクチンの接種証明やPCR検査の結果で隔離期間が減免される国が増えてきているので、ここでの検査で旅客が順調に伸びることを期待しています」と話していました。

また、近畿大学関西空港クリニックの汐見幹夫所長は「これまでは検査の結果が出るのは翌日でしたが、迅速に結果が出せるので旅行者にメリットになると思います」と話していました。