東京都 新型コロナ 16人死亡 537人感染 7日連続1000人下回る

東京都内では22日、新たに537人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、7日連続で1000人を下回りました。また、都は感染が確認された16人が死亡したことを明らかにし、このうち70代の男性は1人暮らしで自宅療養中だったということです。

7日間平均 29日連続で前週を下回る

東京都は22日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて537人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の水曜日より515人減りました。

1000人を下回るのは7日連続、前の週の同じ曜日を下回るのは31日連続です。

22日までの7日間平均は590.3人で、前の週の52.1%でした。
7日間平均が前の週を下回るのは29日連続で、感染確認の減少が続いています。

22日の537人の年代別は、
▽10歳未満が38人、
▽10代が48人、
▽20代が136人、
▽30代が104人、
▽40代が90人、
▽50代が69人、
▽60代が26人、
▽70代が13人、
▽80代が9人、
▽90代が4人です。

感染経路がわかっている210人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く141人、
▽「職場内」が23人、
▽「施設内」が12人、
▽「会食」が3人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは37万3082人になりました。

22日時点で入院している人は、21日より150人減って2046人で、「現在確保している病床に占める割合」は31.1%です。

都の基準で集計した22日時点の重症の患者は21日より6人減って146人で、重症患者用の病床に占める割合は29.0%です。

重症患者が150人を下回るのは先月6日以来です。
年代別は、
▽10歳未満が1人、
▽20代が4人、
▽30代が7人、
▽40代が17人、
▽50代が62人、
▽60代が34人、
▽70代が16人、
▽80代が5人です。

また、都は、感染が確認された30代の男性と50代から90代の男女あわせて16人が死亡したことを明らかにしました。

このうち70代の男性は先月18日に感染がわかり、無症状だったため自宅で療養していましたが、2日後に死亡しました。

男性は1人暮らしで、基礎疾患の診察のため医師が自宅を訪れたところ、亡くなっていたということです。

今回の第5波で、先月以降、自宅療養中に亡くなった人はこれで49人になりました。

また、22日死亡が明らかになった16人のうち2人はワクチンの接種を2回受けていました。

2回の接種後に亡くなった人はことし7月19日以降、都が把握しているだけで50人になりました。

これで都内で感染して死亡した人は2820人になりました。

小池都知事「少しずつ確実な減少」

22日、都内で537人の感染が確認され7日連続で1000人を下回ったことについて、小池知事は都庁で記者団に対し「少しずつ確実な減少を見せている。オリンピック・パラリンピックでステイホームしてもらったことも大きく影響しているのではないか。23日は秋分の日で行楽シーズンだが、これまでの皆さんの努力が水の泡にならないように行動などをよく考えていただきたい」と述べました。