金融庁 みずほに業務改善命令 相次ぐシステム障害で

金融庁は22日、相次ぐシステム障害をめぐり、みずほフィナンシャルグループとその傘下のみずほ銀行に業務改善命令を出しました。システムなどの障害が頻発している事態を重くみて、みずほが行う点検や改修への関与をこれまで以上に強め、再発防止の徹底に向けて厳しく監督していく方針です。

金融庁は、ことしに入ってからの相次ぐシステム障害を受け、みずほに対する検査を続けていますが、検査中もシステム障害が続く事態を重くみて、22日、みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行に、再発防止に重点を置いた業務改善命令を出しました。

システム障害に関して、みずほが業務改善命令を受けるのは3度目となります。

今回の命令では、みずほに対して、当面のシステムの点検や改修の必要性などを十分に検証したうえで、システム障害発生時の顧客対応を含めた具体的な計画を来月29日までに提出するよう求めています。

そのうえで、点検などの実施にあたっても緊密な情報共有を求めていて、金融庁としてみずほへの関与をこれまで以上に強めることで、再発防止の徹底に向けて厳しく監督する方針です。

また、金融庁は現在の検査を継続し、システム障害が相次ぐ根本的な原因を究明したうえで、必要であれば、さらなる行政処分を検討して、経営責任の明確化も求める考えです。

みずほ「重く受け止め 必要な見直し行う」

金融庁からの業務改善命令を受けて、みずほフィナンシャルグループは「命令を重く受け止め、当面のシステム更新などの必要性を改めて検証するとともに、必要な見直しを行ったうえで、適切な管理態勢を確保します。システムの安定稼働を最優先にして、全役職員が一丸となって取り組んでまいります」とコメントしています。

また、みずほは、ことし6月に公表したシステム障害の再発防止策についても見直すことを明らかにしました。

日銀 黒田総裁「何度も起こって確かに遺憾」

日銀の黒田総裁は相次ぐシステム障害をめぐり、金融庁がみずほフィナンシャルグループと、傘下のみずほ銀行に業務改善命令を出したことについて、金融政策決定会合のあとの記者会見で、「一連のシステム障害でかなり多くの顧客に影響が及び、しかも何度も起こっている。たしかに遺憾であり、原因究明と再発防止の徹底が求められると思う。日銀としても金融庁と連携しながら実態の把握に努めており、今後とも適切に対応していきたい」と述べました。