コロナ感染の保育士に出勤を保健所に隠すよう園長が指示 大阪

大阪市内の認可保育所が新型コロナウイルスに感染した保育士に対して出勤していたことを保健所に隠すよう指示していたことがわかりました。
その後、園児や別の保育士の感染が相次ぎ、虚偽の説明をさせたことを大阪市に報告したということです。

大阪市などによりますと、大阪 此花区にある私立の認可保育所で8月24日、保育士が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

この保育士は、前日の23日に出勤していましたが、園長は勤務していたことを保健所に隠すよう指示したということです。

保育士が出勤していないと説明したことで、保健所は保育所での感染の可能性を把握できず、濃厚接触者の調査や検査なども行わなかったということです。

しかし、その後になって、園児や別の保育士の感染が相次いだことから、園長が虚偽の説明をさせたことを大阪市に報告したということです。

市によりますと、保育士と園児らの感染につながりがあるかどうかは、わからないということで、園長は市に対し「コロナの患者が発生すると、休園しなくてはならなくなるので、出勤していないと言うように指示をした。申し訳ない」と話しているということです。