東南アジア成長率 コロナ拡大で大幅下方修正 アジア開発銀行

アジア開発銀行は、最新の経済見通しで、新型コロナウイルスの感染拡大と経済活動の制限が続く東南アジアのことしの成長率をプラス3.1%にして、ことし4月時点の見通しから大幅に下方修正しました。

アジア開発銀行は22日、日本やオーストラリアなど一部の国を除くアジア太平洋地域の最新の経済見通しを発表しました。

このうち東南アジアについては、ことしの経済成長率の予測をプラス3.1%とし、4月時点の見通しから1.3ポイント下方修正しました。

これは東南アジアで感染拡大とそれに伴う経済活動の制限が続いているためです。

主な国ではタイをプラス0.8%と2.2ポイント引き下げたほか、インドネシアは、1ポイント引き下げてプラス3.5%、ベトナムは2.9ポイント引き下げてプラス3.8%としています。

一方で、アジア太平洋地域全体の成長率はプラス7.1%で中国の予測を変更しなかったことなどから、4月時点から0.2ポイントの下方修正にとどめました。

アジア開発銀行は「ワクチン接種の進み具合などによって地域ごとに回復にばらつきが出ている」としていて、東南アジアの経済はワクチン接種の遅れが影響して厳しい状況に置かれています。