国連演説 韓国大統領 朝鮮戦争の終戦宣言を行うべきと提案

韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は国連総会で演説し、北朝鮮が新たなミサイルの発射実験を続ける中、朝鮮半島の平和のためには70年近く休戦状態が続いている朝鮮戦争の終戦宣言を行うべきだと改めて提案しました。

今回が5回目となるムン・ジェイン大統領の国連総会の演説は21日、行われました。

この中でムン大統領は「朝鮮半島の平和のはじまりはいつでも対話と協力だ」と述べて、政権発足当初から重視してきた北朝鮮との対話を進めたことで2018年の南北首脳会談などで成果を出したと強調しました。

そのうえでムン大統領は「終戦宣言こそ朝鮮半島に『和解と協力』の新しい秩序を作る重要な出発点だ」と述べて、70年近く休戦状態が続いている朝鮮戦争の終戦宣言を、南北とアメリカの3者か、中国を加えた4者で行うことを改めて提案しました。

ことしは韓国と北朝鮮が国連に同時に加盟してからちょうど30年で、ムン大統領としては来年5月までの任期中に朝鮮半島の平和と安定に向けて成果を出そうと各国に支持を求めた形です。

ただ北朝鮮はこのところ、長距離巡航ミサイルなどの発射実験を相次いで行ったほか、韓国に対しては、ムン大統領がSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に立ち会ったことを非難するなど、対話に応じる姿勢を示していません。