日銀短観 民間予測“大企業の製造業 景気判断の改善が一服”

10月1日に発表される日銀の短観=企業短期経済観測調査について、民間の予測では、大企業の製造業で景気判断の改善が一服するという見方が多くなっています。

民間のシンクタンクなど15社の予測によりますと、大企業の製造業の景気判断の指数は、予測の中央値でプラス13ポイントで、前回、6月調査のプラス14ポイントと比べて、今回は改善が一服するという見方が多くなっています。

これは、東南アジアの変異ウイルスの拡大の影響で部品の調達が滞り、すそ野が広い自動車メーカーの間で減産が相次いでいることが主な要因です。

また、大企業の非製造業も、国内の変異ウイルスの拡大で飲食や宿泊などのサービス業を中心に厳しい経営環境が続いていることから、小幅の悪化が見込まれています。