ロシア下院選挙 与党3分の2以上の見通し 強力な権力基盤維持へ

ロシアで行われた議会の下院選挙はプーチン政権を支える与党が3分の2以上の議席を獲得して、引き続き議会で強力な権力基盤を維持する見通しとなりました。3年後に大統領選挙を控え、今回の選挙結果を踏まえたプーチン大統領の出方が焦点です。

ロシア下院選挙は小選挙区と比例代表で合わせて450の議席が争われ、開票作業が進められています。

ロシアの中央選挙管理委員会によりますと、このうち比例代表では日本時間の20日午後6時すぎ時点の開票率は94%余りで
▽プーチン政権を支える与党「統一ロシア」が49.58%となっているほか
▽「共産党」が19.26%
▽「自由民主党」が7.49%
などとなっています。

また、小選挙区のほとんどで統一ロシアの候補者が当選しました。

これを受けて統一ロシアの幹部は3分の2に当たる300を超える議席を獲得すると明らかにし、選挙前よりは議席数を減らすものの引き続き議会で強力な権力基盤を維持する見通しとなりました。

経済の低迷などで統一ロシアの支持率が落ち込む中、プーチン政権は軍人や年金受給者に新型コロナ対策として一時金を支給したり、野党勢力の立候補を制限したりして、与党圧勝のための対策に躍起になっていました。

3年後に大統領選挙を控え、プーチン大統領は去年、憲法を改正してみずからが立候補することも可能にしているため、今回の選挙結果を踏まえたプーチン大統領の出方が焦点となります。