敬老の日 面会制限の老人ホーム 画面越しに家族と再会 津

敬老の日の20日、三重県津市の特別養護老人ホームでは新型コロナウイルスの影響で面会が制限されている入所者が家族とオンラインで話したり、メッセージ動画を見たりして画面越しの再会を楽しみました。

津市の特別養護老人ホーム「美里ヒルズ」には60人の高齢者が入所していますが、三重県に緊急事態宣言が出されていることから家族などとの面会が制限されています。

このため敬老の日の20日は、入所者の女性2人がタブレット端末を使って孫やひ孫たちと画面越しの再会を楽しみました。

このうち、87歳の女性はオンラインで孫の顔を見ながら久しぶりの会話を楽しんでいました。

また、ひ孫からのメッセージ動画を受け取った88歳の女性はひ孫から「おばあちゃんいつもありがとう。元気?」と呼びかけられ、うれしそうな表情を見せていました。

88歳の女性は「思い出に残る幸せな日です。ひ孫にも元気で健康を保ってほしいです」と話していました。

特別養護老人ホームの世古口正臣施設長は「2人ともうれしそうでした。来年、新型コロナの状況が変わらなければ同じようにサポートしたいし、もし収まっていれば我慢してもらっていた分、活発に交流してほしいです」と話していました。