戦後の混乱期に“混血児”保護に尽力した女性をしのぶ 神奈川

戦後、日本人女性とアメリカ兵などとの間に生まれた子どもたちを保護する活動に力を尽くした澤田美喜さんの生誕120年を祝う催しが19日開かれました。

澤田美喜さんは三菱財閥の創業家に生まれ、昭和23年に日本人とアメリカ兵などとの間に生まれた子どもたちを保護する施設「エリザベス・サンダース・ホーム」を神奈川県大磯町に設立しました。

ホームは今は児童養護施設になっていて、澤田さんの生誕120年にあたる19日、敷地内にある記念館で催しが開かれました。

催しは新型コロナウイルス対策で参加者を限定して行われ、司祭が祈りをささげたあと、日没を知らせる鐘がなるとステンドグラスに明かりがともされました。

戦後まもなく生まれた海外にルーツを持つ子どもたちは当時「混血児」と呼ばれ、生まれてまもなく遺棄されることも相次いだといいます。

澤田さんはこうした子どもたちおよそ2000人を施設で受け入れ、教育や職業訓練を行いました。

澤田美喜記念館の武井久江チーフアドバイザーは「戦後の混乱期を知らない世代が多くなってきましたが、弱い立場の人を守るために戦った澤田美喜の功績を後世に伝えていきたいです」と話していました。

記念館は感染対策のため当面、休館していますが、ステンドグラスのライトアップは今月23日まで行われるということです。