ヤクルト 村上宗隆 史上最年少21歳7か月で100号本塁打を達成

プロ野球・ヤクルトの村上宗隆選手が19日の広島戦で35号ホームランを打ち、史上最年少となる21歳7か月で通算100号ホームランを達成しました。

村上選手は19日夜、神宮球場で行われた広島戦に4番サードで先発出場し、1回に広島の先発、高橋昂也投手からライトに35号ソロホームランを打ちました。

村上選手はこれで21歳7か月で通算ホームランが100号に到達し、平成元年に当時西武の清原和博さんがマークした21歳9か月を上回り、史上最年少記録を達成しました。

村上選手は球団を通じて「青木さんがホームランを打ったので勢いに乗って打った。ここ数試合、少し意識していたかもしれないが、打つことができてすごくうれしい」とコメントしています。

村上選手は熊本県出身。

1年目のプロ初打席にホームランを打ち、プロ2年目には全試合に出場してリーグ3位の36本のホームランを打って新人王に輝きました。

3年目の昨シーズンはリーグ2位の28本のホームランを打ち、今シーズンもここまで全試合に4番で先発して、ホームラン数は巨人・岡本和真選手に次ぐリーグ2位で、優勝を争うチームを引っ張っています。

100ホームランの年少記録

1村上宗隆 ヤクルト 21歳7か月
2清原和博 西武 21歳9か月
3中西太 西鉄 22歳3か月
4松井秀喜 巨人 22歳10か月
5張本勲 東映 23歳0か月
6王貞治 巨人 23歳2か月
7豊田泰光 西鉄 23歳4か月
8土井正博 近鉄 23歳5か月
9掛布雅之 阪神 23歳11か月
9山田哲人 ヤクルト 23歳11か月

※球団は達成当時の所属

村上選手「目標はもっともっと上にある」

試合後、村上宗隆選手は史上最年少で通算100号ホームランを達成したことについて「早く打ちたいと思っていた。両親が見に来ていて僕が打たないと帰れないと思っていたので、打ててよかった」と笑顔で話しました。

そのうえで「ホームランはひとふりで試合を動かせるし、大量点も取れる。たくさん打ってチームに貢献したい」とホームランへのこだわりを語り「目標はもっともっと上にあるしまだまだ通過点だと思う。チームが勝てるようにチャンスでたくさん打ちたいし、これからもっと上を目指して頑張りたい」と先を見据えていました。

高津監督「記録達成は不思議ではなく、まだまだ通過点」

村上宗隆選手の史上最年少での通算100号ホームランについて、ヤクルトの高津臣吾監督は「入団した時からずっと見ているが、記録達成は決して不思議ではなく、まだまだ通過点だと思う。チームの先輩に囲まれて4番を打っている感じなので、これから本当に彼の1本がチームを支える1本になっていくと思う」と話していました。

また、プロ3年目の昨シーズンから全試合で4番で先発起用してきたことについて「こちらも辛抱して絶対に4番に育てなきゃいけないという思いでやってきたし、彼もプレッシャーを感じながら自覚してやってきてくれた。それはこれからも変わらずに、この勢いで本当の4番に成長させないといけない」とさらなる飛躍を期待していました。

杉村打撃コーチ「『絶対うまくなる』という向上心がいいところ」

村上選手を入団時から指導するヤクルトの杉村繁打撃コーチは、村上選手の野球に取り組む意識の高さが史上最年少での100号ホームランにつながったと語りました。

これまで多くの強打者を育てた杉村コーチは、村上選手の新人時代を振り返り「松井秀喜や筒香嘉智に匹敵するようなすごいスイングをする子だなと驚いた記憶がある。1年目にじっくり2軍で育てたことがよかった。すごく練習する子でとにかくバットをよく振る。練習を大事にして、手を抜かずに丁寧にやる。だから結果もついてくる」と話しました。

そして、プロ2年目には36本のホームランを打ちチームの主軸に成長したことについて「結果だけを見ればすごい数字だが、そう順調に36本を打ったわけじゃない。本当に苦労していた。シーズン中に怒られて泣いていたこともあった」と明かしました。

そのうえで「いちばんいいところは『絶対うまくなってやる』という向上心。配球もよく勉強している。三振しても次打ちますと、常に前向きな気持ちでいられる選手。100号を乗り越えてこれからどんな選手になるのか想像がつかないし、僕らもすごくワクワクしている」と期待していました。