リニア問題 大井川流域9市町の首長とJR東海社長が初の意見交換

リニア中央新幹線の工事をめぐり、静岡県が水資源への影響を懸念している大井川の流域にある自治体の首長とJR東海の金子慎社長が初めて意見交換を行い、自治体からは十分な説明を求める住民の声などが伝えられました。

リニア中央新幹線をめぐっては、静岡県が大井川をはじめとする水資源への影響に対する懸念から県内の工事の着工を認めておらず、目標とする2027年の開業が難しくなっています。

これまで静岡県が窓口になってJR東海と協議してきましたが18日、静岡市で大井川流域の自治体のうち9つの市と町の市長や町長とJR東海の金子社長が初めて意見交換を行いました。

会合の冒頭、金子社長は「まずは話を聞かせていただくことがスタートで、工事は流域の皆様の理解と協力が前提だと考えています」と述べました。

このあと会合は非公開で行われ、自治体やJR東海によりますと、自治体側から、水資源への影響について十分な説明を求める住民の声などが伝えられたということです。

会合のあと金子社長は「流域の皆様の懸念や心配の声が伝わった。引き続き、こうした会を重ねていきたい」と述べました。

流域の自治体の意見を取りまとめてきた島田市の染谷絹代市長は「流域の声をしっかりと受け止めてもらえた。これが初めの一歩だ」と述べました。