登山者に寄付金募り登山道整備 実証実験始まる 長野 上高地

北アルプス南部で、登山者に1口500円の寄付金を募り、登山道の整備に充てる実証実験が18日から始まりました。

北アルプスでは、登山道の維持、管理を主に山小屋が担っていますが、ここ数年は豪雨などによる被害が相次ぎ、補修が必要な箇所が増えているほか、新型コロナの影響で宿泊客が減少して整備費用を負担することが難しくなっています。

こうした中、環境省や地元の自治体、山小屋の事業者などが、1口500円の寄付金を募って登山道の整備費用に充てる実証実験を始めました。

このうち、北アルプスの玄関口、長野県松本市の上高地では、環境省の職員や山岳ガイドが、寄付を呼びかける看板を設置したほか、登山者に支払い方法が書かれたカードを手渡して協力を呼びかけていました。

寄付をした20代の女性は「登山道を使う側として少しでも貢献できたら」と話していました。

環境省中部山岳国立公園管理事務所の森川政人所長は「登山道の維持にどれだけの労力がかかっているかということを、まずは知っていただきたい。自分ができることは何か、ぜひ一緒に考えていただいて、この山岳景観を楽しんでいただきたい」と話していました。

実証実験の期間は18日から来月18日までの1か月間で、寄付金は専用のウェブサイトからオンラインで決済できるほか、銀行振り込みや山小屋で直接支払うこともできます。