ホンダ 8・9月の国内生産台数 約6割減へ 半導体不足など影響

ホンダは、半導体不足や新型コロナウイルスの感染拡大が続く東南アジアで部品の調達が難しくなっていることから、先月と今月の国内での生産台数が当初の計画よりおよそ6割減少するという見通しを発表しました。

ホンダによりますと、先月と今月の国内での生産台数が、当初の計画よりおよそ6割減少するということです。

これは、世界的な半導体不足に加えて、新型コロナウイルスの感染拡大が続く東南アジアからの部品の調達が難しくなっているためです。

来月上旬の生産についても、現時点で3割程度減少すると見込んでいて、影響がさらに拡大する可能性もあるとしています。

これに伴って納期の遅れも出ていて、ホンダは「影響の最小化に努めているが、不透明な状況が続いている。一日も早くお客様に製品をお届けできるよう、引き続き最大限の努力をしていく」としています。

自動車メーカーではトヨタ自動車が国内外で、今月と来月で合わせて70万台余りの減産を行うと発表しています。

また、ダイハツ工業が先月から今月にかけて合わせて5万台の減産を行うほか、SUBARUやスズキなども工場の稼働を一時停止していて、生産活動への影響が一段と深刻になっています。