トヨタ 来月 国内の全工場で生産ライン停止へ 最長11日間

トヨタ自動車は来月、国内外でおよそ33万台を減産するのに伴い、国内にある14の工場すべてで生産ラインの稼働を停止すると発表しました。停止期間は最長で11日間に及び、東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大が生産活動に打撃を与えています。

トヨタ自動車は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く東南アジアで部品の調達が難しくなっていることなどから、来月、国内外でおよそ33万台規模の減産を行う予定です。

この減産に伴って、会社は、グループ企業を含む国内にある14の工場すべてで、合わせて27の生産ラインの稼働を来月、停止すると発表しました。

停止期間は1日から最長で11日間におよびます。

東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大で、トヨタをはじめ、日本の自動車メーカーの生産活動は大きな打撃を受けていて、トヨタは「現地の早期復旧や代替生産、柔軟な計画変更など、できるかぎりの対策を進め、一日でも早く車を届けられるようにする」としています。