無登録でFX取引への出資募る 監視委が業務差し止め申し立て

日本国内の投資家から無登録でFX取引への出資を募り、およそ2万人から1200億円を集めていたシンガポールの会社について、証券取引等監視委員会は、裁判所に業務の差し止めを申し立てました。集めた額は、監視委員会から差し止めを申し立てられた無登録業者の中で過去最大だということです。

証券取引等監視委員会によりますと、シンガポールの会社「SKY PREMIUM INTERNATIONAL」と水島忍最高営業責任者は、日本国内で金融商品取引業の登録がないのに、およそ2万2000人の投資家から1200億円を集め、チェコスロバキア貿易銀行の口座に送金したうえで、FX取引で運用するなどと説明していたということです。

しかし、実際には海外の法人名義の別の口座に送金されるなどしていて、この会社は監視委員会に対し「1200億円のうち500億円は投資家に返金したが、預かった資産の残高は不明だ」などと説明しているということです。

このため、監視委員会は17日、金融商品取引法に基づいて、東京地方裁判所に業務の差し止めを申し立てました。

集めた額は、監視委員会から差し止めを申し立てられた無登録業者の中で過去最大だということです。

監視委員会は「無登録の業者には金融庁の監督権限が及ばず、トラブルが多発しているので注意してほしい」と呼びかけています。