JR東海 従業員の一時帰休 10月末まで延長 コロナ影響長期化

JR東海は、新型コロナウイルスの影響で鉄道の利用者が落ち込み、引き続き業務量の減少が見込まれるとして、今月実施している、従業員を一時的に休ませる「一時帰休」を来月末まで延長すると発表しました。

JR東海は新幹線の乗務員や駅員、それに車両の修繕を行う従業員などを対象に、今月1日から1日当たり200人規模で従業員を一時的に休ませる一時帰休を実施しています。

これについて新型コロナウイルスの感染が続く中、引き続き業務量の減少が見込まれるほか、従業員の感染防止対策が必要だとして、一時帰休を来月末まで延長することを決めました。

対象者は新幹線の乗務員や駅員などおよそ9700人で、1日当たり200人という規模は変わらず、一時帰休をした従業員の給料は減額せずに支払うとしています。

また来月の東海道新幹線の運行本数について、当初の計画から1日当たり平均で22本減らす予定だということです。

JR東海はことし1月25日から6月末にかけても一時帰休を実施していて、新型コロナウイルスの影響が長期化しています。