ファイザー “容器中の粒子はワクチン成分 安全性問題なし”

ファイザーは、神奈川県相模原市などの接種会場で見つかった、新型コロナウイルスワクチンの容器の中の白い粒子について、ワクチンの成分でできたもので、安全性などに問題はないとする見解を公表しました。

ファイザーによりますと、今月11日以降、神奈川県の相模原市と鎌倉市、それに大阪府堺市の接種会場で、合わせて5本の同じロット番号の容器から、白い粒子が見つかったと報告がありました。

ファイザーが回収して分析した結果、いずれもワクチンの成分だったということで、仮に接種に使われても、安全性や有効性に問題はないとしています。

ファイザーのワクチンでは、このほかに、今月5日までに出荷された2500万本のうち、合わせて95本で、白い浮遊物が確認されていますが、いずれもワクチンの成分だとしています。

低温で振動を加えると、成分が固まりやすいということで、解凍してから希釈する際に、色が均一になるまで上下にゆっくりと容器を振り、それでも浮遊物が残った場合は使用を控えるよう、自治体などに呼びかけています。