高知県四万十町によりますと、大雨の影響で東又地区にある簡易浄水施設が浸水して施設が稼働できなくなっているということです。
国土交通省四国地方整備局は、町からの要請を受けて大規模断水への支援として、給水車1台を緊急配備したということです。
町は、当初、地区内の683戸が、すでに断水したと発表しましたが、町によりますと、浄水施設のタンクにはまだ水が残っているため現時点では断水していないと発表を修正しました。
しかし、タンクの水がなくなり次第給水できなくなるということで、現在、町が依頼した業者が浄水施設の復旧作業にあたっています。
高知 中土佐町と四万十町で住宅浸水の被害
今回の大雨で高知県中土佐町では、町内の上ノ加江地区や矢井賀地区で住宅が床上や床下まで浸水する被害が相次ぎました。
上ノ加江地区に住む松丸幸子さんによりますと、17日朝から雨足が断続的に強まって、地区を流れる川の水があふれ、周辺の道路や住宅が一面水につかりました。
川からあふれた水の勢いで、周辺では屋外に設置されたエアコンの室外機が流されたり、道路のアスファルトが剥がれたりする被害が相次いだということです。
松丸さんは「自宅は大丈夫でしたが、近所の家が水につかり、怖かったです。山からすごい勢いで泥水が田んぼに流れてくる様子が遠目で確認でき、とても驚きました」と話していました。