香港株式市場 ことし最安値 中国不動産大手の経営悪化を警戒

16日の香港の株式市場は中国の不動産大手の経営悪化が業界全体に与える影響への警戒感などから売り注文が広がり、代表的な株価指数がことしの最安値をつけました。

16日の香港の株式市場は不動産や金融、IT関連など幅広い銘柄で売り注文が広がり、代表的な株価指数「ハンセン指数」の終値は、前日と比べて1.4%低い2万4667.85と、ことしの最安値をつけました。

香港市場に株式を上場している中国の不動産大手「恒大グループ」が経営難に陥っていることで、不動産業界全体に影響が及ぶことへの警戒感が強まり、売り注文につながりました。

「恒大グループ」をめぐっては、不動産事業を手がける主要な子会社の格付けが引き下げられ、これをきっかけにこの会社の社債の取り引きが16日に停止されるなど、経営の先行きへの懸念が続いています。

市場関係者は「恒大グループへの懸念が強まる中で投資家の間でリスクを回避しようという動きが出て、ほかの業種でも売り注文が増えた。このところ中国当局による規制強化の影響でIT関連の株価が値下がりしていることもあってことしの最安値となった」と話しています。