「酸素ステーション」東京 練馬区にあす開設 都内4か所目

東京都は、自宅で療養している人を一時的に受け入れる「酸素ステーション」を新たに練馬区に設けます。酸素投与が行える都の臨時の医療施設は、これで4か所目です。この酸素ステーションは、練馬区の依頼を受けて東京都が設置します。区内の光が丘第七小学校の跡地で17日から運用を始めます。

用意した病床は10床で、今後、35床まで増やす計画です。

自宅療養中に、みずから救急搬送を要請した人のうち、軽症と判断した人たちを一時的に受け入れ酸素投与を行います。

また、今後、抗体カクテル療法を行うことも検討するということです。

軽症者向けの都の臨時の医療施設は、すでに運用が始まっている、
▽渋谷区の「都民の城」のほか、
今月中に運用が始まる、
▽中央区の築地市場跡地
▽調布市の東京スタジアム内の都の施設に続いて、これで4か所目です。

このうち「都民の城」では130床が運用されていて、抗体カクテル療法も行われています。

また、16日に菅総理大臣と小池知事が視察した築地市場跡地には、最大161床が用意されるほか、東京スタジアムは、病床数はまだ調整中ですが、いずれも抗体カクテル療法を行うことにしています。

都としては、酸素の投与に加えて、発症後できるだけ早い時期に抗体カクテル療法を受けてもらうことで、重症化する患者を減らしたい考えです。