台風14号 17日に西日本上陸のおそれ 大雨 暴風 高潮に警戒を

台風14号はしだいに九州北部に近づき、17日午後以降、西日本に上陸する見込みで、その後は本州を横断するように東日本へ進むとみられています。九州ではすでに局地的に大雨になっているほか、ふだん雨の少ない地域でも災害の危険性が高まるおそれがあります。大雨や暴風、高潮に警戒し、事前の備えを進めてください。

気象庁によりますと、台風14号は当初、対馬海峡付近で温帯低気圧に変わる見込みでしたが予想以上に発達し、台風の勢力を維持したまま17日午後以降、九州北部などの西日本に上陸するおそれがあります。

この時間は、大分県や四国などに南から発達した雨雲が次々と流れ込んでいて、大分県の佐伯市佐伯付近では、レーダーによる解析で午前1時30分までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

大分県と宮崎県では土砂災害の危険度が高まり土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

17日は西日本 18日は北~西日本で大雨

今後の見通しです。

17日は西日本を中心に非常に激しい雨が降って大雨になるおそれがあります。

17日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽九州北部と四国で250ミリ、
▽近畿で200ミリ、
▽中国地方と東海で180ミリ、
▽九州南部で150ミリと予想されています。

大雨の範囲は東日本や北日本にも広がり、18日夜遅くまでの24時間に降る雨の量は、
▽近畿と東海、関東甲信で200ミリから300ミリ、
▽東北で100ミリから200ミリ、
▽北陸で100ミリから150ミリ、
▽中国地方と四国で50ミリから100ミリと予想されています。

中国地方や四国の瀬戸内側など、ふだん雨が少ない地域でも雨量が多くなるおそれがあります。

暴風・高波・高潮も警戒

暴風や高波、高潮にも警戒が必要です。

17日予想される最大風速は
▽九州北部と四国で25メートル、
▽中国地方と近畿で23メートル、
▽九州南部で20メートルで、最大瞬間風速は
▽九州北部、四国、中国地方、近畿で35メートル、
▽九州南部で30メートルなどと予想されています。

波も高くなる見込みです。

また、瀬戸内海に面する地域では17日の夜は潮位が高くなる時間帯と台風が近づく時間帯が重なるため、高潮にも警戒が必要です。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、暴風、高波それに高潮に警戒し、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

台風接近前から風雨強まる都市部でも備えを

台風は今回、九州から関東を横断するように東へ進む見込みです。

崖の近くや川の近くに暮らす人やお年寄りや体の不自由な人など、避難に時間がかかる人はあらかじめ地域の危険性を調べ、早めに安全な場所へ移動できるよう準備を進めるなど、できる備えをするようにしてください。

また今回は、西日本や東日本の大都市でも強風や大雨のおそれがあります。

飛びやすいものは建物の中に入れておくほか、周囲より低くなっている場所では浸水の対策も重要です。

また、交通機関にも影響がでるおそれがあるほか街路樹が倒れたり、ものが飛んだりして被害が出ることもあります。

外出の予定がある人は予定の見直しも検討してください。

台風接近前から風雨強まる“リードタイム”意識して備えを

九州や四国では台風が接近する前から雨や風が強まる見込みです。

災害に備える準備の時間、「リードタイム」を考慮して必要な対策を進めてください。

特にお年寄りや体の不自由な人など避難に時間がかかる人はあらかじめ地域の危険性を調べ、早めに安全な場所へ移動できるよう準備を進めるなど、できる備えをするようにしてください。