アフガニスタン タリバン報道官 「国際社会と良好な関係を」

アフガニスタンで権力を握った武装勢力タリバンの報道担当の幹部がNHKの単独インタビューに応じ、今の政権は暫定的なもので、今後、さまざまな勢力が参加する包括的な政権づくりを目指すとして、各国に対し、海外資産の凍結を解除し、政権を承認するよう求めました。

タリバンの報道担当の幹部のムジャヒド氏は15日首都カブールでNHKのインタビューに応じました。

このなかで、ムジャヒド氏は、タリバンの幹部で構成される暫定政権に国際社会から懸念が示されていることについて「あくまで暫定的なものだ」と強調したうえで、「包括的な政権の樹立を目指してより多くの人たちが含まれるよう協議を進めている」と述べました。

そのうえで、「国際社会とは外交を通じて良好な関係を築きたい。アフガニスタンの利益は世界の利益になり、アフガニスタンの安定は世界にとっても重要だ」と述べ、各国に対し、海外資産の凍結を解除し、政権を承認するよう求めました。

さらに日本については、「歴史的に良好な関係を築いてきたが、われわれもさらに関係を強化したい。われわれは日本の支援を必要としている」と述べ、協力を呼びかけました。

また、アフガニスタンの復興に尽くした医師の中村哲さんがおととし銃撃されて死亡した事件についてムジャヒド氏は「アフガニスタンのために尽くしてくれた心優しい人だった。われわれの情報では、何者かが金で雇われて犯行に及んだようだ。われわれの体制が整えば、実行犯を見つけ出し、責任をとらせる」と述べて、改めて捜査する考えを示しました。