中国 王毅外相アジア訪問終了 アメリカの“中国包囲網”けん制

中国の王毅外相は15日、アジア4か国の訪問を終え、それぞれの国で新型コロナウイルス対策や経済分野での協力などを確認しました。

王外相の訪問先には、アメリカの副大統領や閣僚らも相次いで訪れていて、中国としては、アメリカと各国の関係にくさびを打つとともに、中国包囲網づくりともいえる動きをけん制した形です。

中国外務省によりますと、王毅外相は今月10日から15日まで、ベトナムとカンボジア、それにシンガポールと韓国の4か国を訪問し、各国の首脳らと相次いで会談しました。

このうちベトナムでは、先月訪問したアメリカのハリス副大統領が新型コロナウイルスのワクチン100万回分の追加支援を表明したのに対し、王毅外相は、3倍の300万回分の追加支援を表明しました。

また、友好国のカンボジアでもワクチン支援を続けると表明したほか、中国の資金援助で建設された大規模な競技場の引き渡し式に出席するなど、経済支援を進める姿勢もアピールしました。

そしてシンガポールで、王外相は「世界の一部の国や勢力は、中国の発展を受け入れられず誤った判断をしている。アメリカは、ほかの国にも発展する権利があることを理解すべきだ」と述べ、アメリカを名指しして批判しました。

最後に訪問した韓国では、ムン・ジェイン(文在寅)大統領らと会談し、朝鮮半島の長期的な安定の実現に向けて、引き続き建設的な役割を果たす考えを強調しました。

王外相の訪問先には、アメリカのハリス副大統領や閣僚らも相次いで訪れていて、中国としては、アメリカと各国の関係にくさびを打つとともに、バイデン政権による中国包囲網づくりともいえる動きをけん制した形です。