自民党総裁選挙あす告示 多くの派閥で候補者一本化 見送る方向

17日告示される自民党総裁選挙は、岸田派以外の多くの派閥で、候補者の一本化が見送られる方向となっていて、立候補を表明した3人は党所属議員からの支持獲得に向けて取り組みを進めています。一方、野田幹事長代行は、立候補に必要な推薦人の確保に向けてギリギリの調整を続けています。

菅総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙は、17日告示されます。

これを前に、立候補を検討していた石破元幹事長は15日、自らの立候補を見送り、河野規制改革担当大臣の支援に回る考えを明らかにしました。

河野氏は知名度の高い石破氏からの支援によって、党員票の上積みにつながることに期待を示しています。

また、岸田前政務調査会長と高市前総務大臣はそれぞれ、党所属議員の事務所に足を運んだり、オンラインで支持団体の関係者と意見交換をしたりするなど、支持の拡大を図っています。

一方、野田幹事長代行は、立候補に必要な推薦人20人の確保に向けて、二階派や竹下派に加え、石破氏に近い議員にも協力を要請するなど、ギリギリの調整を続けています。

こうした中、党内の各派閥では、最大派閥の細田派が14日、一本化を見送ったのに続き、15日には石原派の幹部が自主投票とする方針を確認しました。

また谷垣グループは、岸田氏を支持することを決めました。

16日は、麻生派、竹下派、二階派がそれぞれ会合を開いて対応を協議する予定で、このうち麻生派は、派閥として支持するのは河野氏と岸田氏の2人とする一方高市氏を支持する議員も容認する方向です。

また、竹下派は、所属議員の意見が分かれていることから、各陣営に推薦人を出すことにしていて、支持する候補者の一本化は見送る方向で調整しています。

二階派は、1回目の投票は自主投票とし、決選投票になった場合は結束して行動する方向で調整を進めていて、16日の会合で対応を決めたいとしています。

このように、岸田派以外の多くの派閥では、候補者の一本化が見送られる方向になっています。