滋賀 水道の蛇口盗んだ罪 夫婦の裁判 検察 「売却し換金」指摘

世界的な銅の価格高騰を背景に国内の各地で相次いでいる「水道の蛇口」の盗難事件。
窃盗の罪に問われた夫婦の裁判が滋賀県で開かれ、検察は銅が含まれている被害品の蛇口について「売却して換金していた」と指摘しました。

この窃盗事件の裁判は被害品が金属の銅が含まれている「水道の蛇口」です。

蛇口の盗難はことし神奈川県や岐阜県など全国各地で相次いでいて、新型コロナウイルスの影響で世界的に銅の価格が高騰していることが背景にあるとみられています。

こうした中、15日、滋賀県長浜市にある県の文化財の収蔵庫や富山県の廃業中の宿泊施設に忍び込んで20個以上の蛇口を盗んだとして窃盗と建造物侵入の罪に問われている長野県の無職の夫婦の裁判が大津地方裁判所で開かれました。

裁判で検察は「レンタカーで各地を回り、盗んだ蛇口を売却して換金していた。起訴された事件以外にも蛇口窃盗を繰り返していて、常習性がある」と指摘して40歳の夫に懲役3年、34歳の妻に懲役2年6か月を求刑しました。

一方、夫婦は起訴された内容を認め「生活が苦しく子どもにおいしい物を食べさせたり、旅行させたりするのに金が必要だった」と釈明したうえで、「反省している」などとして刑を軽くするよう求めました。