11月予定の柔道 講道館杯 来年1月に延期 選手強化への影響懸念

ことし11月に予定されていた柔道の講道館杯全日本体重別選手権が、新型コロナウイルスの影響で、来年1月に延期されることになりました。柔道では、12月に東京で開催予定だった国際大会も見送りになっていて、今後の強化への影響が懸念されます。

講道館杯全日本体重別選手権は、国際大会に派遣する選手を決める選考大会で、ことしは、11月13日から2日間の日程で千葉市で行う予定でした。

しかし、新型コロナの感染拡大で、予選となる大学生や社会人の大会が相次いで延期されていることから、全日本柔道連盟は、講道館杯を延期することを決め、来年1月17日から3日間の日程で甲府市で行うと発表しました。

柔道では、ことし12月に予定されていた国際大会、グランドスラム東京も開催の見送りが決まっています。

柔道は、東京オリンピックで9つの金メダルを獲得しましたが、オリンピック後の大会が相次いで延期や中止となったことで、来年夏の世界選手権など今後に向けて選手強化への影響が懸念されます。