難民認定のミャンマー選手 フットサルFリーグのYSCC横浜に加入

ミャンマーで市民への弾圧を続ける軍に抗議の意思を示して日本にとどまり、難民に認定された、ミャンマー人のサッカー選手が、フットサルFリーグのクラブに加入して14日、記者会見を行い「チームのために頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

会見に臨んだのは、サッカーワールドカップアジア2次予選のため、ミャンマー代表のゴールキーパーとして来日した、ピエ・リアン・アウンさんです。

ことし5月に行われた日本戦の試合前に、3本の指を立てて軍への抗議の意思を示したため、迫害を受けるおそれがあるとして日本にとどまり、先月、難民に認定されました。

フットサルFリーグのYSCC横浜と選手契約を結び、クラブの本拠地がある横浜市で会見したピエ・リアン・アウンさんは、冒頭「私の名前はピエ・リアンです。ミャンマーから来ました」と日本語で自己紹介しました。

そして「みんなに支えられ、家族みたいですごくうれしい。チームのために頑張っていきたい」と意気込みを語りました。

また、抗議の意思を示したことで、家族などに迷惑がかかり申し訳ないとしたうえで「このままだと自分の国は大変な目に遭ってしまう。プレーを通して母国のことを多くの人に知ってもらいたい」と訴えました。

ピエ・リアン・アウンさんは、当初、サッカーのプロ選手を目指していましたが、クラブ側にフットサルでの適性を認められたということで、来月始まるリーグの後半戦に向けて、活動を本格化させることにしています。

サッカー元日本代表 松井大輔さんもサポート

会見にはピエ・リアン・アウンさんとともに、フットサルFリーグのYSCC横浜に加入した、サッカーの元日本代表の松井大輔さん(40)も同席しました。

松井さんは、みずからフランスやベトナムのクラブでプレーした経験を踏まえ「海外でプレーするというのは、ことばや文化の違いがあり、すごく難しい。コミュニケーションをとりながらやっていきたい」と話し、ほかの選手たちと一緒にピエ・リアン・アウンさんを支えていく考えを示しました。

一方、サッカーからフットサルに転向したことについて、松井さんは「この1年で引退も考えた。また違う自分を発見できたらという思いだ。フットサルを楽しみたいし、盛り上げていきたい」と話していました。