“宣言”下でも運動を 完全個室型スポーツジムが人気 札幌

緊急事態宣言で人との接触を減らすよう呼びかけが続く中、札幌市では、カラオケ店を改装した完全個室型のスポーツジムが人気を集めています。

札幌市白石区にある「Fitness Labo.B」は、カラオケ店を改装し、ことし1月に完全個室型のスポーツジムとしてオープンしました。

施設は、カラオケの個室を有効活用し、新型コロナウイルスへの感染を気にすることなく、1人で運動ができるよう、各部屋にトレーニングの器具が設置されています。

また、部屋の空気を10分以内に入れ替えることができる換気設備が導入されているほか、利用者が代わるごとに室内の清掃や消毒を徹底しています。

スポーツジムの運営会社によりますと、現在の会員数は370人余りで緊急事態宣言が出されてから、夕方から夜にかけての利用者が2割ほど増えたということです。

利用者の18歳の男子大学生は「緊急事態宣言が出ていると人が集まるところには行くことができません。このジムは完全個室なので、マスクを取ってトレーニングをすることができ安心して快適に過ごせます」と話していました。
「Fitness Labo.B」の長尾泰雅主任は「緊急事態宣言が出されてから利用率が上がっています。コロナ禍でも安心して運動したいという人に利用してほしいです」と話していました。