菅首相 訪米 「クアッド」初の対面での首脳会合に出席へ

加藤官房長官は、菅総理大臣がワシントンを訪問し、今月24日に開かれる、アメリカ、オーストラリア、インドとの4か国でつくる「クアッド」と呼ばれる枠組みで初めてとなる、対面での首脳会合に出席する方向で調整していることを明らかにしました。

アメリカ・ホワイトハウスは、日本、オーストラリア、それにインドとの4か国でつくる「クアッド」と呼ばれる枠組みで初めてとなる対面での首脳会合を今月24日に開くと発表しました。

加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で「アメリカからは、ワクチン協力をはじめとする新型コロナ対策などを、主要な議題の1つとして話し合うため、ぜひともこの時期に首脳会合を開催したいとして、菅総理大臣への招待があった」と述べました。

そのうえで、アメリカからの招待を踏まえ、日米豪印4か国による協力の推進や、日米関係の強化の重要性に照らし、菅総理大臣がワシントンを訪問し、首脳会合に出席する方向で調整していることを明らかにしました。

そして、加藤官房長官は「『自由で開かれたインド太平洋』の推進や新型コロナ対策など、地域が直面する共通の課題について、首脳間で率直な議論が行われることを期待する」と述べました。

一方、記者団が「退任を表明した菅総理大臣の訪米には、野党からも疑問の声が上がっており、外交政策の継続性に問題はないのか」とただしたのに対し「今回の『クアッド』の意義は大変重要だと認識しており、菅総理大臣が次の方につないでいく意味においても、ここでしっかり関係を作って継承していくことが大事だ」と述べました。

茂木外相「誰が総裁・総理に選ばれても方向性変わらない」

茂木外務大臣は、閣議のあとの記者会見で「史上初となる対面での日米豪印の首脳会合は、自由で開かれたインド太平洋の実現や、そのための4か国の協力に対する強いコミットメントの必要性を確認する良い機会になる」と述べました。

そのうえで、茂木大臣は、退任を表明した菅総理大臣のアメリカ訪問を野党側が批判していることに関連して「これから日本では自民党の総裁選挙があるが、日米同盟の強化や『自由で開かれたインド太平洋』の実現については、誰が総裁・総理に選ばれたとしても、その方向性は変わらない」と指摘しました。