旅行業界最大手JTB 本社ビルなど2棟売却 業績悪化で立て直しへ

新型コロナウイルスの影響で、旅行需要の落ちこみが長期化する中、旅行業界最大手の「JTB」が、手元資金を確保するため、東京の本社ビルなど2棟を売却したことが分かりました。

関係者によりますと、JTBは、20年前から所有している東京 品川区の本社ビルと、大阪市の自社ビルの2棟を14日までに売却したということです。

売却先は明らかになっていませんが、売却額は数百億円に上るということです。

JTBは、新型コロナの影響で旅行需要の落ちこみが長期化する中、ことし3月期の決算で、最終的な損益が過去最大となる1051億円の赤字に陥りました。

業績の立て直しに向けて、店舗や社員数の削減を柱とする合理化策を進めていて、本社ビルなどの売却を通じて手元の資金を確保し、財務面を改善させることで、一連の取り組みを加速させたいねらいがあるものとみられます。

また、コロナ後を見据えた成長投資にも資金を充てる計画だということです。

JTBは、本社ビル売却後に賃貸契約を結び、建物への入居を続けることにしています。