中国外相 シンガポールで副首相らと会談 関係強化で米に対抗か

中国の王毅外相は、訪問先のシンガポールで副首相や外相と相次いで会談し、新型コロナウイルスの感染対策や経済分野での協力などを確認しました。
シンガポールには、このところアメリカ政府の高官が相次いで訪れていて、中国としては王外相を派遣してアメリカに対抗するねらいもあるとみられます。

シンガポールを訪れている中国の王毅外相は、13日、ヘン副首相とバラクリシュナン外相と相次いで会談しました。

中国外務省によりますと、バラクリシュナン外相との会談で王外相は「シンガポールと戦略的な意思疎通を増進し、新型コロナウイルスとの闘いに打ち勝ち、両国の経済回復を加速させたい」と述べたうえで、巨大経済圏構想「一帯一路」の共同建設や、経済分野での協力を進めたい考えを示しました。

これに対し、バラクリシュナン外相は「中国とは新型コロナウイルス対策や、貿易や投資、デジタル経済などの分野で協力を深めたい」と述べたということです。

王外相は14日、シンガポールのリー・シェンロン首相とも会談する予定です。

王外相は、今回の外遊でアメリカ政府の高官が相次いで訪れているベトナムやシンガポールなどを訪問していて、バイデン政権による中国包囲網ともいえる動きに対抗するねらいもあるとみられます。