米ケリー特使 インド訪問 COP26へ脱炭素化で協力姿勢強調

アメリカで気候変動問題を担当するケリー特使は、温室効果ガスの排出量が世界で3番目に多いインドを訪れ、来月末から開かれる予定の気候変動対策の国連の会議、COP26に向けて、両国が協力して脱炭素化に取り組む姿勢を強調しました。

アメリカのバイデン政権で気候変動問題を担当するケリー特使は13日、訪問先のインドの首都ニューデリーで演説し「世界規模での温室効果ガスの排出削減によって気候変動危機に立ち向かい、2050年までに排出量を実質ゼロにしなければならない」と述べました。

そのうえで、世界で3番目に温室効果ガスを排出しているインドが、2030年までに再生可能エネルギーの発電容量をおよそ5倍に増やすとしている目標に触れて「インドと協力関係を築き、資金や技術を提供して目標達成を支援したい」と述べ、ともに脱炭素化に取り組む考えを示しました。

ケリー特使は、インド滞在中に気候変動やエネルギー政策を担当する閣僚らと相次いで会談し、再生可能エネルギーへの転換でリーダーシップを発揮していくことなどを確認したとしています。

来月31日から開かれる予定のCOP26に向けて、ケリー特使は温室効果ガスの主要排出国の中国や日本も相次いで訪れて排出削減に向けた協力を呼びかけています。