千葉 鴨川の水族館 ベルーガの赤ちゃん公開 母親と寄り添い

千葉県鴨川市の水族館で、クジラの仲間、ベルーガの赤ちゃんが生まれ、母親と寄り添って泳ぐ愛らしい姿を見せています。

鴨川市にある水族館「鴨川シーワールド」では7頭のベルーガを飼育しています。

ベルーガは、北極海周辺の冷たい海に生息する白い体が特徴のクジラの仲間で「シロイルカ」とも呼ばれ、水族館のショーでは高い知能を生かして飼育員の指示に応じた泳ぎを見せ、人気を集めています。

ことし7月、水族館にうれしいニュースがありました。水族館でベルーガの赤ちゃんが生まれたのです。

22日には「ニーナ」から、体長1メートル27センチ、体重41キロのメスの赤ちゃんが、6日後の28日には「ビーツ」から、体長1メートル34センチ、体重49キロのメスの赤ちゃんが生まれました。

国内でのベルーガの繁殖は珍しく、45年前から飼育している「鴨川シーワールド」にとっても初めてのことでした。

「ニーナ」の赤ちゃんはクジラの出産としては正常に尾ビレから出てきましたが、「ビーツ」の赤ちゃんは逆子で頭から出てきたため、飼育員は心配しましたが、生まれたあと自力で水面に泳いで呼吸した様子を見て、胸をなで下ろしたということです。

水族館では今月3日から先に生まれた「ニーナ」の赤ちゃんの公開を始めました。

一方、後に生まれた「ビーツ」の赤ちゃんは、人工哺乳を行っているため、今のところ公開していません。

赤ちゃんは、生まれたときから体長が20センチ近く大きくなったほか、体重も30キロほど増えて順調に成長しています。
この日は、母親を追いかけるように寄り添って泳ぎ、親子で愛らしい姿を見せていました。

水族館を訪れた親子は「すごくかわいかった。ベルーガの出産はうれしく、心が和みます」と話していました。

鴨川シーワールドの勝俣浩館長は「ベルーガの繁殖という長年の目標がかなってうれしい。赤ちゃんの成長を見る機会は、なかなかないので、ぜひ見にきていただきたい」と話していました。

水族館はまだ、赤ちゃんの名前は決めておらず、生後半年をめどに決めたいとしています。